PS2の記事をもっと増やす為にハードの購入を考えている刹那、超・強いPS2を用意したくね?って安直な発想から今回に至った。
用意した本体はSCPH-50000で世間ではいわゆる厚型タイプ。50000はその中でも最終系のiLink端子無し・ネットワークアダプタが装着できるタイプの厚型最強モデル。
SCPH-10000を以前所用していたが、明らかに静穏性に優れているのも嬉しいポイントだ。HDDを付けているからかリセットボタンが他とは違う動きをみせるのが少々気になるが…。
個人的に薄型のSCPH-70000が利口な選択だと言いたい。それはなんと言っても入手何度と圧倒的省スペースが魅力だからだ。
では何で50000買ったのという疑問に答えよう。それはネットワークアダプタの拡張性が凄まじいからだ。
で今回はそのネットワークアダプタ・SSD周りを中心に書いていく。
ネットワークアダプターとは
それはLAN端子があることと、HDDが装着出来るものだ。今の時代ならHDD等の大容量ストレージ搭載マシンはゴロゴロいる。それは後継機のPS3しかりXBOXもそうだ。
がことSONYは2003年にそれを出しており18年も前に今のゲーム機の形態を具現化させていることが末恐ろしい。流石は世界一売れたゲームハードだ。ここからSCEの野望は止まらずに黒物家電界の征服を目論んでPS3の暴走へと繋がるわけだが…….
プレステ=光学ドライブのイメージが根強い訳だが、2000年代には既に光学ドライブ単刀の弱点である読み込み時間をメディアインストールという答えで導き出している先見性には脱帽だ。
が勿体無いことにメディアインストール対応のタイトルはごく一部でそれはオンラインで遊ぶタイトルだ。LANポートが付いているのだからそれは当たり前なのだが、殆どがオフライン用のタイトルの時代にあって少々先を行き過ぎた感が否めない。
搭載されているHDD
純正で搭載されているHDDはIDEという今では絶滅危惧種の規格だ。容量も40GBと現代のUSBメモリに負けてしまいかねないサイズでここ十数年の記憶媒体の進化をまざまざと見せつけられた。
そこで現在主流のSATA規格の大容量HDDに換装しようと思いついた。テラバイトクラスの容量でも3・4000円で買えてしまうのでマキシマムなサイズを楽むつもりだった。
が、そもそもどんな使い方をしてもPS2にその容量は明らかなオーバースペックだ。
非正規unitによってSSD換装化
どうせならもう少しお金を足してPS4にも負けないイケてるSSDを搭載することにした。CPU・GPU性能で現代機に勝つことは不可能であっても近づくことは出来ると踏んだからだ。
速度の僅かながらの向上もさることながら静音性高められるのでこの決断は良かった。(50000のHDD駆動音は実は静かで優秀であることは比較でわかったが…)
で具体的に何をするかというとBBUnitを非正規品に交換しただけだ。
元来はIDE→SATAに変換するケーブルが主流だったようだが、今は最初からSATA規格用のユニットが存在した。
SATA規格なのでその気になれば5,6TBの搭載も可能ではあるだろうが、フルHD画質のPS4でもそんな容量はいらん。
組み立て
早速だが開封して組み立ててみた。
端子に差し込んでマイナスネジで止めるだけなのでプラモデルを組み立てるより簡単だった。
今回は超軽量なSSDなので気にならないが、この非正規ユニットはドライブの重量を支えているのが端子のみなのでHDDの場合は自作でステーを用意するか、純正のネットワークハブから部品を流用するなど工夫が必要そう。
フォーマットはグレーな箇所に当たるので今回は割愛する。
駆動させてみての感想
静かだ。ビックリするほど静か。
PS2の厚型=爆音駆動だったイメージが払しょくされた。SCPH-10000を以前所有していたころは、けたたましい音とともに部屋中の塵を吸い込み上げる置き型掃除機な勢いであったがその影もない。
もっとも型式の違いによるものなのかもしれない。それが証拠にやたらと吸塵?静穏?フィルターが張り付けられておりSONY側も頭を悩ましていたもんだいだったのだろう。
読み込み速度は微々たるものと言われているが明らかに速い。それが何かは聞かないでくれ…。
モノにもよるがその効果は凄まじくストレスがフリーになった。
結果的に中々の出費になってしまったが、至高のマシンコレクションのひとつになった。(PSP-3000改とか画面ぶった切ったDS改自作GBAも紹介したいぞ…)
手に入れたPS2で記事をドカドカ量産つもりだったが、まだモチベが上がらず書くには至らないが長い目で見てくれ。私気分屋なのであしからず。