Apexのシーズンも変わり環境に大きな変化をもたらした5/5現在だが、息抜きにvalorantというFPSに手を伸ばした。
前から気になっていたが実際触ってみると何処か懐かしいFPSでありせっかくなので記事にしてみた。
ハマっている人はともかく気になっていて手を出していない人は是非本記事を参考にして頂けると幸いだ。
概要
valorant(以下valo略)は基本的に5vs5で争われるFPSゲーム。今流行りのサバイバル物とは違いかつて世間を賑わしたAVAに近い。
とはいえ無機質に銃で撃ち合うだけではないのがvaloの魅力。キャラに特徴を持たせアビリティやアルティメットといった華やかなスキルを使いながら戦う現代的×古典的の作品。
プラットフォームはPCのみでややニッチな部類に入るかと思われたが、意外にも人口は多くそれなりの盛り上がりを見せている。
非常に高い競技性故に日本人よりも欧米人にウケそう……と個人的な感想。前述のプラットフォームも相まって伸びるか微妙であったがその予想は外れた。
ゲームモード
浅はかな知識だがゲームモード?戦いに住み分けがある。ここでは大別した2つを紹介する。
デスマッチ・チームデスマッチ
マップ内でひたすら敵を倒すモード。自分以外の全員が敵だ。個人的にあまりこの手の戦いは好きではないが、マップを覚えたりひたすらAIMを磨くにはピッタリだ。
1人で遊べる手軽さも魅力である。己が腕一本で活躍したいならとりあえずこれで遊ぶといい。
チームデスマッチは味方が倒された位置から敵を割り出すなどミニマップの使い方が少し学べる。後は1vs多人数の撃ち合いが出来る。
挙げるとしたらそのくらいで基本的にデスマッチと変わらない。
アンレート・コンペティティブ
FPSの醍醐味の一つで、このゲームの最大のウリ(多分)。
爆弾(スパイク)設置を巡る駆け引きは絶品で熱い読み合いが出来る。設置・解除するタイミング、設置場所、人数差やアビリティ・ウルトの有無等挙げたらキリがない。
個人的に5人であることと、現状スナイパーの本数が無制限であることを鑑みると守るのが結構難しい。
1サイドに5人でラッシュと行けば結構成功確率が上がる。スモーク・グレネードが一部キャラにのみ許されたアビリティ扱いである事やマップによっては設置箇所が3つ存在していることから、均等に人数を割り振るバランス型一辺倒だと危険だと思われる。
その辺りは友達とやる時は勿論、野良の味方ともVCで連携できると勝負の質も変わってくるだろう(私はまだ使った事ない)。
アンレート・コンペティブの違いは端的に言えばカジュアルとランクマッチと捉えれば問題ないだろう。後者はオーバータイムという名の延長戦がある。1度経験したが長すぎて集中力が切れそうになる…。
このモードは大好きなのだが、正直13本先取は長すぎる。体力と時間が限られてくる社会人には一番の気になる点だろう。
さっそくコンペティブでランク認定を目指した
アンレートで10回勝つとコンペティブが解禁される。
コンペティブは3連勝したところまでは苦も無くスイスイ敵を倒せたが、その次戦からキルスピードが格段速いマッチにぶち込まれた。
角を出たら即死するのでじっくり行きたいが、SRの餌食になりかねないのであまりのっそり動くわけにもいかない。なので角チラをしてSRの有無を確かめる技(SAで身に着けた)をどや顔で披露したら、チラ見せした肘をSRにぶち抜かれた。
足音が爆音のvaloは歩くことを推奨されているが爆破という性質上スピード感も求められて非常に攻め方に悩んだ。セージというヒールキャラで戦っていたのでアビリティで状況を打破することも困難でK/Dはゴリゴリ下がる一方だった。
ゴーストステップの様な足音を消すテクニックがvaloにもあっていいのでは…と思ったがしようがない。
ランクが認定された
コンペティブを5回終わらせるとスタートするランクが認定された。
ブロンズ2だった。自動車のエンブレムみたい。
ブロンズってどうなの?って話だけどapexと違いこの下にはアイロンってのがあるらしいのでその一つ上ということだ。やったぞ!!
コンペ4・5回目では確かにブロンズ・シルバーの相手ばかりだった。正直シルバー位いけそうとか思ってたけど現実は甘くなかった。
Valorantは人に勧められるか
とりあえず体感15時間程遊んだ訳だが人に勧められるかってお話。
先に述べてしまうと正直あまり勧められない。
ターゲットプレイヤー層
まずあなたがFPSの下積み…..他のタイトルで何をどれだけ遊んできたかが大きなポイントだ。
出自がCSGOとRS6の場合は問題ない。ゲーム性が非常に近い事が一番のポイントだ。加えてストッピングという技術に関しては殆どCSGOと同じと言って差し支えないだろう。RS6民の壁抜きへの理解度も素晴らしい。
次にAVA・SA・SF民だがこれもまあ問題ないだろう。爆破慣れしていることもあるがヘッドショットラインの大切さに関して言わずとも理解しているからな。私がこれだ。
そしてOW民はどうだろうか。悪くはないと言うのが正直なところ。6vs6と人数的には近いが爆破のような文化がなくリスポーンするゲーム性のOWとは相容れないと思われ。とは言え上位ランクに行くとultの合わせ技、キャラ毎の相性や役割理解への意識の高さはOW民の強みだと考える故にジワジワとその恩恵を受けそう。
そしてCOD・BF民。これは正直に言ってゲーム性が離れ過ぎている気がする。FPS慣れしていたという意味合いでは勿論良い。しかしキルの体系が違いすぎてそのままそれを持ち込むと厳しい。CODはキルスピードこそ近くとも胴撃ちしてるしBFに関しては速度もさることながらキル体系が銃に留まらないこと鑑みると一様に上手くいくと言えない。
最後にApex民だが正直キル・ゲームスピードが違い過ぎて同じように活躍することはほぼ不可能と思われる。プロや配信者で活躍している人いるよって意見もある。しかし往々にしてそれはapexの前に上記のゲーム等を触ってきた人間ばかりだ。あるいはゲームIQが高く飲み込みが異常に速い人かも知れない。が普通の人とは感覚が剥離し過ぎて参考にならない。
とここまで書けば言わずとも伝わるが敢えていう。
FPS初心者はかなりキツいということだ。
valoからデビューと考えているなら悪いことは言わない。やめとけ。
今は人口が多いので参入時期としては良さげに見えるが、そもそもこの手の競技性の高いゲームは日本ではそこまで伸びない。
加えてサブ垢の初心者狩りも勿論このゲームにいるので一方的に吸われることも考えられる。というか身近にもいるが、CSGO民だとデビューしたてでも経験者を食えるポテンシャルがある。強すぎ。
1プレイの時間
やはり長過ぎる1マッチの時間がどうにもネックだ。デスマッチは20分程度とよくある尺なのでさして気にならない。
だがアンレート・コンペだと30〜40分はザラでオーバータイムに突入すると1時間位かかる。
夢中になってやっていると時間がゴリゴリ削られていく。長丁場なので勿論体力的にも厳しい。とは言え別ゲーのクラン戦爆破マッチだと同じくらいかかっているので、これは慣れの問題か年齢によるところと大きい。
故に一概に長いからやめとけ!とまでは言えない。
総括
ここまで簡単なゲームの紹介とその他FPSからの移行について書いてみた。
後無料FPS特有の民度の低さも気になる。チャットで煽られるのは日常茶飯事だから心しておこう。
有料・無料で変わるかどうかはBFと比べると顕著だ。7000円、人によっては12000円払って遊んでいる彼らとは雲泥の差だ。
そんな時間・民度・難易度の高さ、そして普及率は気になるが、それでも駆け引きがとっても楽しいFPSなのでそこに障害を感じない人は私と是非一緒に遊んで欲しい。
以上