原作ファンなので久々に遊んでみた。本記事は有益な攻略情報の発信等が目的ではなく、ただ私がゲームを楽しんだ後書きなので、既プレイ者・原作ファンなら楽しめるかもしれない。
チーム作り
リーダーは阿久津。中学生でありながら初登場でタバコを加えていたり、他校に乗り込んでカツアゲしたり石をラケットで放つなどやりたい放題な男だ。そんな彼をリーダーにしてみるとこの上ない面白さがあると踏んだからである。
ここからゴロツキを集めまくるのもいいが、このゲームには友情度と呼ばれる概念があるのであまり自由にも出来ない歯がゆさがある。なので原作よろしくな相関関係を意識して勧誘していくこととした。
まずは終生のライバル?越前リョーマを勧誘した。口説き文句がメチャクチャでとても人に頼む態度ではない。ある種中学生らしいとも言えよう。
リョーマは正直メチャクチャ強くて、厨プレイになりそうだったが今回は断腸の思いで勧誘した。
ライバルとはいっても同じチームで戦っていく以上ある程度距離を縮めなければならないので、とりあえず飯に誘うことにした。相変わらずの口の悪さだがここは一歩前進としよう。これで何とか繋ぎ止められること間違いなし。
が…ダメ!
これは余りに理不尽なので流石に最初からやり直した…。
次は阿久津信者No.1は壇太一を勧誘した。あなた呼ばわりの余所余所しさが少し気がかりだがここは二つ返事で加入してもらえた。
能力値は……だが、だからこそ育成の余地がある。ここから私色に染めてあげよう太一君。
それとついでに寿司屋を仲間にした。ここも楽に突破できると思ったからスクショすら取っていなかった。
寿司屋は打ち上げ目当て……では無く、何と言ってもパワーが魅力。
そして最後はこちらも自由奔放なワカメを投入。能力はリョーマクラスでレーザーやナックルサーブと必殺技はもはや反則級の強さ。
ということで5人が揃った。個性豊かな面子でとても楽しみだ。
練習・練習試合
早速練習試合で様子を伺うこととした。
サウスポーコンビでジミーズ相手に殴り込みをかけた。リョーマの強さは勿論の事、太一君も中々の働きを見せた。何ら先輩二人よりも得点に絡むシーンが多かった。
それは超反則級の「わわっ 真っ暗だ」によるところは勿論だが、特に派手な技を有さないジミーズ相手に放つというのは何とも皮肉めいた話だ。
リョーマは覚醒を発揮しだすと技を連発しだすので、恐らくゲーム中最強クラスであることも感じ取れた。
とはいえここは阿久津幼稚園。先輩の威厳を見せることも必要だ。
何をもって一丸の想いなのかはボタンを押した私にも理解不能だが、とりあえず必殺技の威力は高められるのは嬉しい。こんな奴がいたら即会場が追い出されようもんだが…。紳士のスポーツとは一体
試合は一部のアクシデント?を除き無事勝利を収めることが出来た。課題としてはまず、友情度の低さだ。友情度は試合開始時の精神レベルと直結しているので、相手チームとの友情度の差は能力値の差以上に効いてくる。
そして太一の能力値の低さはかなり目立った。技自体は優秀だが、それを放つまでのラリーでボコボコにされるのでせめてメンタルは強化しておきたいと思った。1年なのに、かなりオラついてる阿久津に進んで絡みにいく原作を順守すればメンタル値はもう少しあってもいい気はするが……。
ということで、本当はテニス?パートを堪能したいところだが、一旦育成に専念することとする。
阿久津・切原は全体的に能力を底上げをし、太一で落とした場合のバックアップを強固にすることを目指す。阿久津はステータスは文句なしだが、必殺技の決定力に欠けるのでそこにメスを入れるというのも念頭に置いている。切原は……触ったら弱くなりそう…。
そしてその切原がイベントで反則アビリティの覚醒を習得した。
これは気力レベルが5になると気力を消費せずに必殺技を放つことができる。例えそれがレーザーだろうとナックルサーブだろうと関係ない。つまりKOマシーンになってしまった。
そして初期から覚醒保有者の歩く反則中学生越前リョーマはテクニックをSSにすることを目標とする。
このゲームの練習メニューではテクニックが下がる代わりに他ステータスをすべて伸ばせる走り込みが存在する。しかしテクニックSSのキャラがそれをした場合、テクニック経験値が下がるデメリットを受けずひたすら他だけ伸ばすことが出来る。
初期値から大幅に能力を上げると限界という一旦能力値の上昇がストップする減少もあるが、もともとテクニックが高いキャラは限界到達前にこれができるので、リョーマなんかはこの育成がピッタリだ。
一方タカさんは打ち上げ要因として仲間に加えたので、存分に身内の恩恵にあやかって寿司をタダ食いさせてもらおう。
大会まで残り5週となった時点での能力はこんな感じ。
リョーマと赤也は異常なくらいのステータスになってしまった。阿久津も総合力で見ると悪くないが、それ以上に寿司屋が伸びてしまったので戦力としてはタカさんも計算に入れざるをえない状況だ。
太一も人並みにテニスが出来るほどに成長した。
そしてその太一に必殺技もいくつか覚えさせた。
まずサーブにキックサーブを。本当はチームメイトと伝家の宝刀ツイストサーブを覚えさせたかったが、何故か選択肢になかったので次点で近いキックをチョイス。太一ってアニメでツイスト打ってた気がするし、初期搭載でも良かったのでは…と思ったが、放送時期や原作での扱いが不明瞭だったので目を瞑ろう。
そして同じ左利き繋がりでユータ君の超ライジングを習得させた。これも強力ですばらしいのだが、本当はツイストスピンショットを覚えさせたかった。だが習得完了期間が5週間?と非常に長期でステータスの育成も欠かせないので今回は諦めた。
ステータスの底上げも急務なので、ツンデレ大先輩に鍛えたもらった。二人で特訓って考えると…….ごめん想像できない…。
一方リョーマには野球ピッチャーばりに走り込みばかりさせていたキレられた……。太一ばっか構っててすまん…。
太一にスマッシュ枠として最後にツイストスマッシュを習得させた。実は他も必殺技を仕込んだがそれは後の楽しみに。
では練習試合でもして調子を確かめるとする。
相手はザ・メガネーズ。手塚・柳生・乾・忍足と強キャラだらけで先行きは不安だが、こちらも強キャラ揃いなのでいい勝負が期待できる。
太一・リョーマの”この間まで小学生”だったペアをチョイス。リョーマはダブルス向きではないが、それを敢えてダブルスで起用するのもこのゲームの醍醐味。
超ライジングも放ち試合はリョーマ以上に目立って勝利を収めた。
シングルは特に見どころも無く、普通のテニスで勝ったので割愛。主人公は太一だし許せサスケ…。
大会
練習期間も終わり、関東ジュニアオープンテニスに殴り込み。
早速、先輩に挨拶をするかと思えばこの態度……。頼むからもう少し大人になろうや…。
一方一回戦の相手チームは、途中で体調を崩していたようで楽勝だった。室町、テメーは解説でもしとけ
そして2回戦の相手は
あっ…
Jr.選抜チームだ。
おそらくゲーム中最強クラスのチームで、跡部・真田・柳が上級AI持ちで非常に厄介。千石も能力合計値なら彼らと同じく10傑に入るほどなので、普通にテニスするだけでボロ負けすることがザラ。原作準拠のおかげで手塚がいなくて本当に良かった…。
ここは負けられないので、布陣はダブルスを阿久津・太一の師弟コンビとシングルスにリョーマ・赤也、打ち上げの寿司の仕込みにお荷物タカさんと考えうる最強のものにした。
今回も試合はCOMに任せて、モニターの前でビールを片手に視聴開始!
先ずは先制パンチで、寿司屋の魂を受け継ぐ阿久津のバーニング波動球が炸裂。構えといいセリフといい実はピッタリかもしれない。
そしてこちらもチームメイト赤也の持ち技を継承したレーザーショットで先輩達にも埋もれぬ輝きを放っていた。仲間の技を受け継いで戦うって少年漫画らしい展開で好き。
そして何より、習得にバカみたいに時間がかかるツイストスピンより明らかに強い。前作スマッシュヒット2もレーザーがバカ強かったが、本作も健在。
しかし相手はJr.選抜。通常のテニスもさることながら、必殺技もそれなりのものが多く苦戦した。といっても自分では操作してなかったので気楽に見てた。
阿久津がやたらと柳にバーニング波動球を連発していて、画像でもわかる通り柳の体力をゴリゴリと削った。一体何の恨みが…。
最終的に柳を起点にスマッシュ連発で勝った。柳も千石も強いが、跡部・真田に比べればかなり優しい。むしろそれらがチート過ぎるのかもやしれん…。
シングルスは赤也vs真田だった。
正攻法では上級AI持ち・超高ステータス・優秀な必殺技持ちの真田に勝てる自信がなかったので、気力レベルを上げ必殺技で対抗。
結果は勝利。詳細は聞かないで欲しい。
そして決勝まで進み対戦相手はザ・メガネーズ再び…。
Jr.選抜チームを撃破したこのチームは既に彼らの領域におらず、特に見せ場もなく…
ブログのネタになるような場面や必殺技も無く地味に終わってしまったあたりに、原作者や編集者の苦労が僅かながら感じられた。必殺技はビジネス的に必要です。
振り返り
前作のスマッシュヒット2同様大好きなゲームの一つで、育成・テニスパート共に最高のゲームであった。
手元に無くネット通販を利用して入手した甲斐は十分あった。以前の中古相場に比べてぐっと手頃になったことも嬉しい。
バグが目立ちゲーム中のフリーズは見過ごせないが、それでも今遊んでも魅力的な作品だった。テニス部分も結構しっかりしていて原作ファンなら確実に楽しめる。そして新要素のK.O勝ちでよりテニヌらしさが助長されているのが本当に素晴らしい。
以上。