評価

【SEGA】ソニック × シャドウ ジェネレーションズの世界観に酔いしれるべし【ソニック】

実はソニックが好きな私なので、ここはひとつ皆様に最新作について紹介していこうと思う。

概要

そもそもソニック × シャドウ ジェネレーションズ(以下略称:ソニックシャドウG)とは何だという概要から。

ソニックシャドウGは我らが日本の誇るSEGAより2024/10/15に発売された新作タイトルだ。

新作とは言っても、一部リメイク込みの作品である。ソニック ジェネレーションズがソニック側としてリメイクになっている。

本項ではソニック ジェネレーションズのリメイク要素には触れず、新作のシャドウ側のみにフォーカスした記事とする。

公式発表によると3日で売上本数100万本を突破したらしい。

steamだけで見ても12/21時点でかなりのレビュー数となっている。コンシューマ版を含めれば累計100万本もうなずける評価だ。

ハードはPS4/PS5/XBOX ONE/XBOX SERIESXS/SWITCH/steam(PC)だ。この作品を全開で楽しめるPC版がオススメ。

steamだと推奨はGTX780クラスらしい。本当かよ?と思うが、ゲーム稼働中のリソースを見るに画質のわりに負荷は低めであるので、あながち間違いではないかも。

余談としてSEGA公式では動作推奨PCとしてBTOメーカー品も紹介されていたりする。

ソニック × シャドウ ジェネレーションズの魅力

ここからはソニックシャドウGの魅力を余すことなく紹介していきたい。

圧倒的に美麗なグラフィック

本作をまず手に取って感じたのはその圧倒的なグラフィックに他ならない。

1stステージから半端ではない美麗さを見せつけてくるあたり、SEGAの本気具合はすぐ伝わった。

実は購入前に大手配信者の動画を見たのだが、実プレイするとその差がはっきりとわかるほどだ。それは恐らくYoutubeの配信画質やエンコードによるものだろう。プレイした後に観るとエンコードの限界を迎える場面がいくつも散見されるのである。

何が言いたいかと述べるなら、この美しさは動画配信サイトの限界を超えるほどであるということ。

そしてこれらは後述する高い疾走感と組み合わさることで没入感を獲得している。

ゲームにはプレイヤーが操作可能な時間と、操作しないいわゆるムービー部に大別されるが、本作はステージ中にそれらが混ざり合っている。昨今のグラフィック向上で、ムービーとの差を感ることも少なくないが、本作は繋ぎ目があまりにも自然でどちらかわからないことが多々ある。

激しく動き回り目まぐるしく景色が変わる様相は、ちょっとした旅行気分を味わうことも可能。

とにかくこの美麗さは誇張抜きで狂ってるレベル。是非この魅力を活かせるゲーミングPCで遊んでほしい。

往年シリーズのファンも唸らせるリメイク要素

SEGAのエースタイトルでもあるソニックだけあって、歴代シリーズのファンを喜ばせる要素も盛りだくさんだ。対象者は先ほどから載せている画像でもう気付いているはず。

SEGA公式が公開している動画でも、かつてのファイナルラッシュのBGMが流れている。私はこれを聴いて買うことを即断した。シャドウなのだからファイナルチェイスにしてほしかったが…

パッと見ただけでもソニアド2、ヒーローズやフォースなどステージそのものが歴代作品のものをベースとしている。

特にソニアド2を神格化しているおっさん諸君を挑発するような作りは素晴らしい。
こういうの好きなんでしょ?みたいな。

過度なネタバレは避けたいところだが敢えて言うと、1stステージはソニアド2の要素だらけ。

ファイナルラッシュにクレイジーガジェット、ラジカルハイウェイと闇鍋のような詰め込みようだ。しかもステージ中にBGMが切り替わる作りこみは流石だろう。

操作間の高さ × 抜群の爽快感

音速の名を冠するだけあって爽快感は抜群。

ゲームスピードの高さを上げるだけでは=爽快感にならないのがゲーム作りの難しさだろう。その点ソニックチームは歴代作品のナレッジが豊富なのか操作はし易く、それでいて豊富なアクション要素をうまく組み合わせてる調整は見事の一言に尽きる。

グルグルと回りながらも絶妙なカメラワークと解りやすいヒントで、アクションが苦手な人にも十分にオススメできる遊びやすさだ。

空に水辺に、街に緑豊かな地でこれらを存分に体感してほしい。

わかりやすく、のめり込みやすいストーリー

ストーリーに関しても本作の魅力の一つ。

シャドウは元来主人公とまでのポジションではなく、ソニアド2ではプレイアブルキャラクターだった。

初出はソニックアドベンチャー2で、そこでもストーリーは深く作りこまれているだけに副主人公と呼べるものだ。それが本作ではシャドウを全面的に主人公として押し出された作品なのだ。

Drジェラルドにマリアとお馴染みのキャラを筆頭に、ブラックドゥームとのつながりもしっかり抑えてある。

ブラックドゥームは過去作のシャドウ・ザ・ヘッジホッグに登場するので、よければこの作品も遊んでみてほしい。

話は横道にそれるが、ストーリーをシャドウ軸で推すのはゲームに留まらないことも忘れないでほしい。

余談だが、SEGA公式サイトに、歴代のソニック作品を閲覧できるページもあったり。(古すぎる作品はflashplayer使ってたり、リンクが死んでたりするのはどうにかしてほしいが…)

優れたアレンジのBGM

BGMや挿入歌は相変わらず高い水準であるので安心してほしい。

ファイナルラッシュは何故か公式が動画を出すほどで、その自信が伺える。

個人的にはラジカルハイウェイのBGMが最高に好きで、Pendulumっぽさを感じる
残念ながらこちらは公式に動画がなかったので、オリジナル版を共有しておこう。

他にも往年のリング取得音やパワフルさを体現するサウンドは、よりこの作品を楽しめるとても良いスパイスとなっている。

ゲームボリューム

各所のSNSで唯一くらいのネガティブ意見は本作のボリューム不足についてだ。

確かにシャドウジェネレーションはちょっと慣れたプレイヤーであれば5時間程度でクリアできることは確かだ。

ただこれは純然なゲームクリアを目指した際の時間で、それ以外の要素はあまり語れていない。

その一つはステージセレクトが出来るロビーの存在。

ロビールームにおいてもアクション要素で、アイテムの収集、ミニゲームに隠しアイテムの発見などサブ要素と思って侮るなかれ

ステージ各所にもアイテム収取要素があって、アートワークやBGMを楽しむことは出来る。

これは新規に対してというより、シリーズ既プレイ者向けだろう。

ただBGMに関しては鑑賞するだけでなく、ステージプレイ時に好きなものへと差し替えられる要素は良機能。

そしてアクションそのものとしてはタイムアタックやクリアランク要素も外せない。

全ステージSクリアともなれば倍以上の時間を要することになる。ノンストップでクリアすればSクリアは射程圏であり、そのレベルだとスイスイと遊べて気持ちよさも倍増だろう。

何より忘れてはいけないのが、これらはシャドウジェネレーション単品での話であり、同梱のソニックジェネレーションも楽しめることを考えると、案外ボリュームは低くないぞ。

総評

SEGAの金字塔タイトルだけあって、各種クオリティはかなりの高さで間違いなく良ゲーであることを保証しよう。

遊びやすさ・グラフィックの高さ、BGMの力の入れようは勿論、かつてソニックを遊んだ大人たちの心を鷲掴みもする要素が満載。

超速でステージを駆け巡るソニック本来の楽しさは、初めて手に取る人にも十分伝わるだろう。PC版はたまにセールやってるしタイミングは結構あるぞ。

ソニアド2派の私も十分に唸ることが出来て、相変わらずSEGA様様ですね。

以上。ソニアド2の記事もよかったら見ていくといいさ。