電車なんて1ミリも知らない私。一体車体のどちらが前なのか後ろなのか、燃料何なのか、そもそも電車ってカラーリングとシートの形以外違いがあるのかどうかも怪しいレベルだが一時代を築いた作品だし遊んでみた。
とりあえず身近にあって利用している山手線でプレイ。
高輪ゲートウェイ駅がないところに時代を感じる。あの駅は何もないだの品川に近すぎて停車車両の一部が双方の駅に被るだの色々噂は聞く駅だが、97年に発売された本作当時では駅が品川⇔田町間にそんな駅ができることをだれが想像できただろうか…?
話は若干逸れたが、早速プレイしてみた。
渋谷→恵比寿
説明書は付いているが元来読めない読まないタイプの人間なので操作方法もわからないが、ノリで動かしてみたところ発進は出来た。
無事に動き出し、気分も乗ってきたところでとりあえずクラクションを鳴らしてみることに。
が、間違えて非常ブレーキをポチっと押してしまったらしくペナルティを課せられた。非常に厳しい世の中である。
気を取り直し再加速。そして目的地の恵比寿駅もあとわずかというところで減速体制に。がここでも新たな速度制限として40km/hが課せられていたが、どうやら間に合わず再度ペナルティ。
努力や姿勢を全く評価されず超過の事実だけで一方的に怒られた。そんなこと言われたって電車は急に止まれませ~ん。
度重なる悪行の甲斐あって、停車駅を目前にしてゲームオーバーです。
恵比寿駅の皆さん残念でした~。
ブレーキ操作は易しく丁寧に・・・とあるが、これは誰かさんの理不尽な遠隔非常ブレーキのせいだ。私は悪くないぞ!いい加減にしろ!!
悔しいのでリトライ。道中またしても理不尽な速度超過を取られてペナルティラッシュではあったが、何とかホームまで持ちこたえた。
初停車ということで目測をあやまり51mオーバーして停車。流石にこれはマズかったのかペナルティが122秒と4人前の赤字を出してゲームオーバー!
だがしかし、コンティニューしたところ駅にタッチしたからか今度は恵比寿駅スタートにしてくれた。つまりフルスピードで駅に突っ込み、コンティニューしまくるパワープレイでの進行が大正義なのかもしれない。
とはいえ電車でGO……なのであまり煩雑にプレイし過ぎると面白みもクソもないので、もう少しブレーキングを磨きたいところ。反省すべきはブレーキが強すぎる点とのこと。
それはブレーキ摩材の話か、踏力の問題なのかは教えてくれなかった。
大人は教えてくれないとは言うが、このお姉さんもそのタイプのスパルタンな方なのかもしれない。対象年齢層は大きな子供なのだろうか。
恵比寿→目黒
次は目黒駅を目指すことに。道中の恵比寿ガーデンプレイス君も応援してくれているようなので、次こそは何とか停車したいところ。
因みに恵比寿ガーデンプレイスは複合施設。主にグルメな面を持ちイタリアンからタイ・中国などの郷土料理を楽しめる。全体的に肉料理が目立つがオシャレな内装の店舗が多く女性にもおすすめ。バーや美術館も楽しめる故に全体的にエレガントな雰囲気。
しかし電車でGOもとい鬼畜TAITOはそんなこと露知らず。区間では下り勾配+突然の制限速度とブレーキが全く間に合わず速度超過。これは無理ゲーすぎる。
プレーキが強すぎるとアドバイスはあったが、それ以上にどう考えても間に合わない。アドバイスというモノのはいつも手放しで参考になるわけではない ということを暗に示しているのだろう。
なので道中のスピードは若干控えめにし、駅構内のレイトブレーキングでタイムを稼ぐこととした。
結果としては7mはみ出して若干のペナルティを受けたがこれはクリアとなる範疇であったのでセーフ!7m程ならワンチャン丁度隣の扉分くらいの距離だと思うので客には多分バレてない。
目黒→五反田
このままクリアを目指して次の五反田駅を目指す。飲み屋が数多あり、夜のお店も充実した素敵なエリアと個人的にお気に入りの場所なので、ここは是が非でも一発クリアして乗客に幸せを届けたいところだ。早速クラクションによる謎の加点で調子はよさげ。
しかし思いとは裏腹にガッツリとオーバーラン。気持ちが先走るとはまさにこのことを言うのだろう。oh shit…。
52mもはみ出してしまいこれは間違いなく朝刊一面を飾るマキシマムなミスだ。すまねえ……。
なおホームの雰囲気は現在と大きく変わらず見慣れたものであった。発売当時に東京在住のプレイヤーはこういった楽しみ方が出来ていたと鑑みるに少し羨ましささえ感じた。
五反田→大崎
次に目指すは大崎。埼京線・りんかい線・湘南新宿ライン、直近では相鉄線も利用できるようになった便利な駅でもあり、読者の中でも当駅付近に在住している人がいるのではと想像できる。
先程から常に時間との闘いを圧倒的に強いられていることがわかるように、行動が遅いからホームに差し掛かってからの時間に余裕が生まれていない。デキる仕事人は一歩目が早いとされているので私もスタートダッシュにフォーカスしてみた。
が努力の上滑りとはよくいったもので、シグナル点灯前にアクセルを踏み込んでしまう失態を犯す。流石に乗車中の客の安全を脅かす行為だけにガッツリと減点されてしまった。
幸先はかなり悪いものであったが、幸いにしてここは五反田大崎間。距離にして600m程と異様に短い区間だけにミスの可能性も低いので落ち着いて走行することが出来た。
ホームではじっくり攻めすぎて停車位置よりも手前で0kmになりそうだったのでやむなく再加速した。前述のフライングと併せて-20秒の代償は大きくまたも失格に終わる。
停車距離や時間的に余裕があっただけにこの結果は悔やまれる。心の安寧とブレーキングのシビアさが要求されるストイックなメンタルゲーであるかもしれない。
大崎→品川
次はタワマンを筆頭とする高級住宅街と大規模なオフィスビルが鎮座する品川駅。田舎者がスターダムをのし上がり住みたいと願うエリアの玄関。駅名は品川だが所在地は港区とふざけた名前は相変わらず無知をあざ笑う東京の象徴的存在。
距離にして1900mとふざけた速度制限やトラップの香りプンプンな区間でもある。
道中幾度となく速度制限が変更・指示され、苛立ちさえを覚えながらもここは車掌としての責務を全うするためにグッとこらえて運転。もちろん時間制限もあるので、まずはアグレッシブにスピードを出してプロの車掌としての威厳を見せたいところ。
80km/hで走行中に残り時間と距離を見るに減速した方がいいのかなと予想。たまたまその山勘が的中し無事ペナルティもなく進行。
緩いコーナーで40km/hを走れとか謎の制限もあったが何らかの意味があるのだろうか。脱線しなければ何でもいいと思うのは浅はかな想像だろうか。
品川駅ホームは現在の美しく整ったモノとは違いやや古臭さを感じた。違和感を胸に景色を眺めていたらブレーキングポイントの把握が甘くなって距離が余ってしまった。多くの乗客の前にチンタラ走行してしまいプロの威厳もクソもない状況に…。
とはいえ停止位置・時間ともにバッチリの結果でキャリアハイ。減点0であったからか電車でGOへの順応に自信をのぞかせている自分がいた。己の才能が恐ろしい。
品川→田町
調子も出てきたところでここは最速記録を目指そうと息巻いて発進!
しかし乗客が扉に鞄を挟んだとか何とかで出発前に遅延。またしても鬼畜TAITOのトラップにひっかかった。たわけが。
早速減点となったが距離も長いし、巻き返しは十分狙える…はず。
そしてここは田町。名門大学や大手銀行もあり、名前の凡庸さに反して結構カッチリとしたエリアなので迅速な移動を心掛けたいところ。
しかしまたしても意思とは裏腹に時間切れ…。フライングによる減点が大きく響いた上に巻き返すチャンスがほぼなかったことが痛手。同じミスを繰り返す辺り私は二流運転士かも知れん…。
残りは50mくらいとあと少しだっただけに非常に悔やまれる。許せサスケ…また今度だ。
田町→浜松町
田町の次はとてつもない高さのビルが群雄割拠する浜松町駅を目指す。とんでもない家賃のタワマンが立ち並ぶが、恐ろしいことにこの先の東京の駅はこれくらい当たり前のレベルで栄えているところ。
東京モノレールの乗り入れが可能となっており、今後も増改築を経て充実していくとされている駅でもある。ってwikipedeiaに書いてあるが詳しい事知らないからその先は自分で調べてくれや。
ゲームサイドに話を戻すと、道中に制限速度が40km/hであるだけで特に神経を張り巡らすポイントがなかった。ただそれだけシンプルでタイムを縮める箇所がなく、純粋なブレーキングの腕前を問われた。
設定猶予時間も短めであったことからちょっとした時間と停止位置の超過でゴリゴリとタイムを削られた。形式上はクリアだが、残タイムが14秒と次のゲームオーバーは秒読みだ。
浜松町→新橋
JR・都営地下鉄・メトロ・ゆりかもめと多くの路線を持ち大変便利な新橋駅を目指す。
駅前のSL広場(と喫煙所)や通称”おやじビル”こと新橋ニュービルが印象に残るエリア。ニュービルはマッサージ店に飲み屋、レトロなアーケード機を多く配置するゲームセンター等が平成初頭のイトーヨーカドーイオンモールっぽい内装のビルに詰め込まれた奇怪な建物。行くだけで面白い場所でもあるし、紹介しているブログも発見したので一読の価値あり。
そして緩慢な展開に反してドンドン短くなる猶予に勿論対抗できる訳はなくガッツリ停車位置超過。
同じ展開に飽きてきた読者も多いだろうがそれは私も同じだ。こうなったらやはり駅にノーブレーキで突っ込んでコンティニューしまくろうかな。
新橋→有楽町
遂に一般ピーポーが住むことが不可能な千代田区の駅が登場。皇居に丸の内とTHE都会なエリアだ。ここからアクセスできる日比谷公園は是非とも一度訪れてのんびり散歩してみて欲しい。
道中でまたしてもカス速度制限トラップにひっかかりATS作動兄貴の登場。が減点はその非常ブレーキだけで停車位置も96cmとかなりE感じでここは難なく突破。
有楽町→東京
最後は日本一家賃相場が高いとされているキング・オブ・ビルゲイナーな東京駅。激狭ワンルームでも月10万円くらいが相場らしいです…。そしてビルが高すぎて夏場はかえって涼しい影もできるくらいにビルが高い。
有楽町⇔東京駅は701m。勿論こんなに短いと記事のネタに困るわけで…
強いて挙げれば、道中の対向車線で山手線vs京浜東北戦でレースしてたくらいか。けしからん。
速度制限も40km/hが一度だけで相も変わらずブレーキングしか遊びの余地がない。私自身後半でダレてきてはいるが、恐らくそれはTAITO開発陣も同じだろう。恨むならJR東日本を恨むのだな。
やはり私はここぞという時にデキる男。69cmでフィニッシュ。時間もピッタリでエクスタスィ~。
クリア後
そしてクリア後は乗務記録としてプレイヤーネームを記すアーケードゲーム出自の一面を残していた。最近めっきり減ったなこの方式…。
憤りとあまりにも覚えゲーであることへの失望を胸に乗務記録で爪痕の残した^^
だが最後の最後にキュートかつセクシーなお姉さんが出てきたので許すとしよう。こいつ非常ブレーキのカス野郎じゃね…?
時代を感じる絵だが私は結構好きだぞお姉さん。
電車でGOとは結局
この後少しだけ別路線や新幹線モードで遊んだが全般的に覚えゲ一辺倒な展開が目立った。標識では80km/h、信号では60km/hみたいな重複した速度指定とかふざけた展開もあり正直ストレスばかりたまった。
プロフェッショナルの名を冠するだけあって、娯楽より業務としての色を意図的に強めているのかもしれない、
楽しみ方はやはり知っているロケーションや電車の個体?でニマニマすることではと思う。あるいはあの昭和のフライス盤みたいなレバー付コントローラーがあると雰囲気は高まってよさそう。
ゲーセンにあるやつは100円で遊びて雰囲気も良いが、他の客から丸見えになる筐体のレイアウトで恥ずかしいのがタマにキズ。
今回は真面目にゲームの面白さを探る記事でもなんでもなく、やりたいことをやって書きたいこと書いただけなので苦情は受け付けません。総評が欲しければテメーがやれ。結構イライラするから気を付けろよ~~~。